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ABOUT ME

超領域的専門思考、それがわたしの仕方です。かならず、三つ以上の専門性を少なからずもつこと,作用させること、いかなる対象にたいしても。学生時代から専門主義批判です。自らの存在は、総体であるわけで、部分専門に分断される自分ではないということです。大学の人文・社会科学の専門性などは学生が2年間、毎日本気で勉学すれば辿り着く水準でしかありません。近代分類されたパワー関係に布置されたそうした専門性から、現実の可能条件は開くことができない。専門主義を擁護する言動は、わたしの書を難解だとして読むことができない不能化へおちいっているにすぎません。自分の存在は、トータルな世界諸関係の総体です。

メキシコでのバナキュラーな生活体験、ジュネーブでのパブリックな生活体験は、「社会」そのものへの批判の目をあけてくれました。構造主義理論をメキシコ留学中、スペイン語訳で勉強し、フランス語の原語との隔たりを知ったことがおおきい、英訳などまったく別のしろものになる、そこに理論プラチックの可能閾の幅があることを知りえました。理論思考の自在さを、厳密さよりも重要なことと知った。

イリイチからは2年に1冊になる思考をすることを学びました。吉本思想の偉大さを実感したのも、世界をへめぐってです。吉本思想の本質論を、社会科学的な指示性の世界線へと開いていますが、わたしは吉本主義者ではない。

世界をめぐったゆえ、日本がよく見えるようになり、日本の述語制を開くことへとあゆんでいます。

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