矢野雅文 情報/科学研究室
著作
日本を変える。
分離の科学技術から非分離の科学技術へ
原発事故、津波被災復興の科学的な規準指針が明示される
この本を読まずして、これからの日本はない。産業社会日本を牽引してきた「分離の科学」に対して、新たな日本をつくっていく「非分離の科学」を明示する、3.11 被災後の日本を設計する指針の基軸が、ここにある。自他非分離の新しい科学技術「ビジョン・ゼロ」を提唱する筆者による、これからの日本。グローバル化による弊害を乗り越えて、新しい調和に向かうパラダイムシフトとは。
物質世界の科学技術から、生命世界の科学技術へ。エネルギー・電力システムを、変える。自他分離のサービスから自他非分離のホスピタリティへ、変える。日本を、変える----
2012年3月31日発売
160頁
定価:1,900円 +税(2,052円)
第 I 部 日本の閉塞状況はどこから来たか主客分離の科学技術の限界
1 便利さと豊かさと
2 グローバルな制約
3 グローバル化と食糧・人口問題
4 グローバル化とエネルギー・環境・資源
5 科学技術と経済至上主義(確率の罠)
6 近代文明におけるコンピュータの役割
7 高度情報社会とストレス
8 科学技術の危機は没価値性にある
第 II 部 非分離の科学----技術と人間の諸活動
9 適応:予測限界、観測限界を超えて
10 脳科学も適応の科学へ
11 適応する機能:自律性
12 生きることの論理構造
13 みなしとアブダクション、演繹、帰納の関係
14 「一次の見なし」による適応機能
15 「二次の見なし情報」による適応機能
16 サイバネティックスを超えて:自律分散システム
17 ロボットは生まれ変わる
18 エネルギーシステムは生まれ変わる
19 サービスからホスピタリティへ
20 日本的世界性:ビジョン・ゼロ
2021年2月
192ページ
ISBN 978-4-910131-06-1
Ⅰ 生命科学 ―自律性―
II 述語性の科学―情報生成の論理―
III 系統発生的に見た生物の適応戦略
IV 述語性の科学 ―適応の脳科学―
V 産業革命と科学革命
VI 無限成長の翳り
VII 実証主義と功利主義
VIII 情報革命
IX 人工知能
X 物質科学から生命科学
XI 述語性の科学技術