山本哲士が吉本思想を徹底解読

web intelligence university公開講座

​2017.8より

  Learning to Think,  

  self-technology to Learn  

大学アカデミズムの思考は、近代学問大系の分類=権力分割の、「意味されたもの」の整合をはかる思考技術でしかありません。<意味するもの>はまったく問われない。

日本言語の述語制の本質に立脚しそこから表出された、世界でもっとも深い吉本思想から、<意味するもの>を抽出する思考技術を学び取ることです。そこに、自身の自己技術の思考技術をみがきあげることです。

  Introduction  

吉本思想の読み方

吉本思想は、幻想表出論、言語表出論、心的表出論の3大本質論が基盤です。そこから、政治思想、文学評論、情況論を把捉していくことが、不可避です。

その「思想的緻密さ」は、西欧の「理論的緻密さ」とはまったく別個です、そこで<意味するもの>として作用している次元をキャッチすることから、吉本思想解読はなされます。

(準備中ですが、それぞれの公開動画レクチャーを御覧いただけます。)

吉本思想の世界性

わたしたちは、フーコーもラカンも、マルクスもフロイトも原著で読めますが、欧米の彼らは吉本思想=日本語を読めない。わたしたちの方が、はるかに優位にあるのです。それを活かしえていないのは、日本の知的怠慢です。同時に、世界思想・理論の水準で、吉本思想を読みえていない、欧米の怠慢さがあります。この双方の怠慢・懶惰をこえていくことです。

吉本さんにたいするわたしの聞き書き、対談の25年間の軌跡です。直接購買をおすすめします。

吉本国家論.jpeg

​吉本隆明全集を刊行している晶文社と太田社長から依頼されて、その誠意にほだされて、久々に他の出版社から刊行。わかりやすくと言われたのですが、性分からしてそうならず、大著になりました。

吉本思想を、わたしは侮ることができない。世界第一線の「述語的思想」であって、無蔵の可能性が潜んでいます。国家論へと鍛えあげて、共同幻想の国家化への理路をつけました。「家族論」の位置も配置し、個人幻想の位置も配置しています。

​これは、『フーコー国家論』『ブルデュー国家資本論』を同時に踏査して、さらにラカン理論を社会科学的に構成して、マルクス、アルチュセールを踏まえ、再生産理論へと構築しました。<共同幻想国家論>の完成です。国家論5部作です。マルクス主義国家論を超克したと思います。

再生産表紙.jpg